母親が入所している施設で、同じ法人が近くに新しい施設を作り、そのお披露目というか説明会のようなものがあるということなので、見舞いのついでに寄ってみた。特別養護老人ホーム20床、ショートステイ用が10床の新築施設。その内覧会
とのことで、仮設のテントの受付が2張り設けられ施設内ではお茶やコーヒーの接待に、デイルームではお好み焼きが焼かれて振る舞われていた。帰るときに小さな箱を頂いたが、紅白饅頭だった。
客層(?)は、いわゆる団塊世代とその親とおぼしき世代の人たちが多いように思った。それとその方たちと比べると年齢の低い介護関係者。こちらはチェックする時の目つきと、案内者に対する質問の内容ですぐそれとわかる。自分の親、または自分たち自身が入所することを具体的に考えての見学であるように見えた。でもなんとなく華やいだ明るい雰囲気は、たとえば若いカップルの人たちが新居さがしにマンションギャラリーを訪れるのと同じようにも感じた。
その施設は、平屋造りで、全体の建物の構成は⊥字状に配置され三つの辺の交点の部分にデイルームやスタッフルームが配置され浴場や医務室は縦の辺のところに置かれている。明るく開放的で合理的に構造となっていた。床や柱は木目調の厚めにクッションフロアー材のようなものが張られ、手の届かない天井の梁などは実際には装飾だろうが四寸角くらいの檜の節ありの材が使われていた。