やぎさんゆうびん

ぞうさんとやぎさんつれてこどもらをひゃくねんあそばせまどさんゆけり

 

昨日の朝日歌壇に掲載された鈴木さんという人の歌です。

まどみちおさんが詩を書き、團伊玖磨が曲をつけた『やぎさんゆうびん』は、こどもに限らず楽しくも心躍る日本のミニマムミュージックの傑作だと思います。もう何年も前になりますが、FMで若いミュージシャンが、この歌を延々繰り返し歌う演奏を聞いてその元のCDを買ってしまいました。

雨の動物園には、ゾウはいましたが、ヤギはいませんでした。今はいるとすれば、むしろ牧場なんでしょうか。骨折で2度母親が入院した郊外の病院には、併設する介護施設のアニマルセラピー用として「動物園」がありました。そこにはヤギがいましたし、思い出すと工房のある海蔵川の北側の堤防は今は桜の名所のようになっていますが、昔はその際でヤギが飼われていました。その「やぎさん」に食べて欲しい古い「おてがみ」がまだ一束。実際には古いイングの酸化鉄やら紙自体に添加剤が含まれているようで、お腹にはよくないでしょうね。

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桜 2014年4月2日