木の仕事展IN東海2014 1日目

今日は、木の仕事展IN東海2014の初日でした。平日ということもあって来客もまばらな時間帯もありましたが、東海地方の木工の大御所とも言える人や削ろう会の創始者の一人などコアな方々の来場が多く、それなりに濃い1日となりました。

一人、真空管アンプとスピーカーを熱心に見てくれていた若い人がいて、私はワークショップの対応でバタバタしていたのですが、後で話を聞くとご自分で真空管用のトランスを手巻してメーカーを起こしているとの事でびっくりしました。連絡先やホームページを教えてもらいましたが、真面目で質実なラインアップで感心いたしました。是非、スケルトン・アンプを完成させて見てもらいたかったと残念です。

エイトリックトランスフォーマー

ワークショップでは、図工の時間でも鋸もノミも触ったことがないという人に、30分で出来るとか言ってお誘いしたのですが、結局2時間近くかかってしまいました。普段から手仕事の割合の多い私なら10分で出来ますが、その感覚で考えてはいけないと思いました。さぞ、お疲れだったことでしょうが、最後自分で掘った穴にホゾを打ち込んで入った時は興奮したとおっしゃって頂きました。写真の代りにディスプレイ用に持ち込んだサクラの葉を入れてお持ち帰り。なかなか良い出来です。昨年のワークショップの鍋敷きよりも確かに作業は複雑で時間もかかると思いますが、その分、完成した時の充実感は大きいと思います。

完成したホゾ組みのフォトフレームに、サクラの紅葉を挟んで

完成したホゾ組みのフォトフレームに、サクラの紅葉を挟んで

こうしたワークショップは、男性に声をかけても遠慮されるのか、下手売ったら恥ずかしいとかいったプライドが邪魔するのか、なかなか参加してもらえません。その点、女性は自分が興味を持ったことは、なんでもやってみようという好奇心と意欲をお持ちの人が多いように思います。そうした姿勢というのは、人生を豊かにすると言ったら大げさ過ぎるようにも思いますが、色々有意義な体験が出来るという面は大きいと思います。私も心したいと思います。