木の仕事展IN東海2014 終了しました

今日は、午後から天気が崩れたのですが、それでもたくさんの方に来場いただきました。ありがとうございます。
遠方からもわざわざ来ていただいたお客さんには、本当にありがたく思います。

この東桜会館でのIN東海の展示も3回目で、齋田ボスの呼びかけと面倒な段取りの一手引受、都築木工房のコーヒー接待と並んで、私のDM制作と鳴り物係・ワークショップ担当というのもパターンとして定着してきたようにも思います。来年もまた齋田ボスが予定してくれています。マンネリと言われるまで我々50代後半隠居手前組が裏方とイベント担当をやって、若い人に作品制作に集中してもらうというのも、良い垂直分担の仕方かなと思います。

今回のワークショップは、一般の人には中身が濃すぎた気もしますし、1回2時間、それを3日間それぞれ3〜4回繰り返してさすがにくたびれました。それに肝心の接客と商品説明がついおろそかになりがちです。でも、今日も最後3時からきっちり5時前まで、出展者の矢野さんRed Hause Guitars)のお友達の看護師の人が参加されました。その作品の出来ばえがすばらしく、ご本人もたいへん満足されていました。最後に本当に良い笑顔で楽しかったあ〜!とか言われると、来年は何をやろうかと考えてしまいます。それに、今は突き板はもちろん塩ビシートを木だと思い込んでいる若い人が実際に増えているのです。それを単に嘆いているだけでなく、木それも我々が普段使用している家具材に触れてもらう、それに手作りと称するなら(私自身は自分の仕事に対しては、そうしたインチキで曖昧なコピーを絶対使いません)、手道具で木を切ったり削ったりして何か有用なものを実際に作ってもらうのは、長い目で見れば本当の木の良さを知ってもらい、ひいては私たちの顧客と理解者を作っていくことになるはずです。

最後に見事な作品を作ってもらいました

鉋かけ、良い姿勢です。最後に見事な作品を作ってもらいました。私にしたら看護師も先端かつ専門的知見をそなえた職人です。

こちらも教科書にしたいような縦挽きの姿勢

こちらも教科書にしたいような縦挽きの姿勢

搬出は雨の中。軽トラで搬入・搬出の他の出展者から「アクロバット」と称される貧乏木工屋にはつらい。三日目の様子などはまたあらためます。