集成材を挽き割っていたらキックバックしやがった

引き受けた納期モノの下請け仕事。幼稚園か保育園の脱走(?)防止用の柵らしい。持ってきた材料というのがメルクシパインの集成材。集成材というのは、板として使うものだと思っていたが、なるほどこれをフィニッシィング・ソーとかで挽き割れば、木作り不要で部材取り出来る訳か・・・聞けばメーカーでは当たり前のことのようだ。

しかしだ、この手の集成材というのは、微妙に平面が出ていないぞ。それに木端も、サンダーで無理から仕上げてごまかすためか直線も矩手も出ていない場合が多々ある。しかし、納期的に挽き割った部材を木作りし直すのは無理だし、仕上がり寸法=材料厚みなのでどうしようもない。それなりに仕事をするしかない。と思って、細かい桟の材を昇降盤で割っていたら、詰まってキックバックを起こして左の太ももに当たる。まあ、軽い材なので大怪我にはならなかったが、かなり痛い。厚み方向は、手の出しようもないが、せめて木端は手押しをかけ直さなくては危ない。

しかし、メーカー製の別注什器というのは、この程度のものなのだとあらためて思った。