今年は暖冬だったせいか早くも花を着けはじめたキュウリグサ。抜いたつもりが今年も生えた。これは私にとってはワスレナグサなのだと思うことにする。
今年も3県の遺族の代表の方々の切々とした、でも感情をあえて抑えたような言葉と語り口に心を打たれる。天皇陛下も仙台平野を襲う黒い津波
、船を守るため、あえて沖に出た漁民の勇気
などと、おそらくは映像で見た被災経験をご自身の言葉で語られる。高齢化して、忘れられようとしている人、一人ひとりを決して置き去りにしないように
と言うお言葉も、何度も被災地を訪れ避難所で膝をついて、被災者と言葉をかわされた体験からにじみ出たものだと思った。
それに対して、首相たるこの3代目のアホボンの言葉の軽さ内容のなさは何だ。途中から音声を消した。心から
、決して
、着実に
などなど、こうした形容詞ばかりの言葉は、実は何も中身がない。もちろん自分の言葉ですらない。そうした軽佻浮薄な心のこもらない言辞は、亡くなった人への冒涜だと思う。
今年は暖かいと、新地町に行った連れ合いからメールが入る。