「ホリイ」ではなくて「サカタ」だったか? 前の記事の訂正

前の記事で、ホリイの謄写版について、良くない記憶があると書いてしまいました。少し気になってネットを徘徊してみると、当時私たちの周りで萬古と並んで使われていた謄写版はホリイではなくサカタだったのではと考えるようになりました。

ひとつは神戸にある雑駁商会さんのブログ記事・「サカタ謄写版」に載せられたサカタのロゴのシール見覚えがありました。40年近く前のことですが、この特徴的な色使いとフォントが記憶に残っている気がします。まあ、これもいい加減なものですが、どこか懐かしさを感じて初めて見たように思えないのです。

もうひとつ、『ガリ版ものがたり』の志村章子さんのガリ版ネットワーク日誌[2001年6月]に、関西方面からの恵贈品で多いのが「萬古」と「サカタ」ブランド。中古の謄写版から、当時の市場を知ることができる。とありました。萬古もサカタも大阪発祥の会社のようですし、関西では普及していたのかな。むしろ謄写版のリーディングカンパニーであった「ホリイ」のものは、高価で貧乏な学生団体では買えなかったのかもしれません。中国に叩き売られる前の、IBMのThinkPadが高すぎて買えなかったのと同じかな。志村さんの前掲書によると、ホリイは2002年に倒産しています。かと言って、というかだからこそ、あいまいな記憶で、いい加減な事を書いてはいけないと反省しております。