被災地からのメール

3月にボランティアに入ったお宅の人からメールを頂く。偶然このホームページを見つけてくれたとの事ですが、もちろん名刺を置いてきたわけでもなく名乗ってもいない。どこからと問われて、三重から来たというのはお答えしたような記憶がある。しかしこのページにはボランティアの報告記事はあるが、私の容姿など伺える物はイラスト以外ないし・・・と、良く見つけて下さったことだと思う。

当時私たちが浸水した家財道具や畳を運び出した周辺の道路の画像が添えられていた。当時はそうした家具や畳、家電製品であふれていたが2ヶ月たってきれいに片付けられているのに驚いた。ただし、メールには2カ月過ぎても、何をどうしていいのかわからない状態です。ですがここで生活していくしかないので、まぁ、なるようにしかならないかぁ。。と思って日々過ごしてます。。メールを下さったSさんは、ボランティアに入ったご家庭の中ではずいぶんお若い女性でしたし、被災後10日あまりの早い段階でボランティアを依頼されるなど気丈な方とお見受けしました。それでも震災後の喪失感や絶望感というのはそこに暮らす人にしか分からない深いものがあるのだと思いました。早いものですでに現地に行ってから2ヶ月となります。当たり前の話ですが、そこで暮らす人の生活は続いています。早い段階でもう一度自分のできることを決めて現地に行きたいと思いました。

石巻駅前北通り3丁目周辺

被災者の方が送ってくれた自宅周辺の様子