欅の拭漆の納品

今日は、津市のお客様から依頼の欅の床板に拭漆を施した物を納品。もともとウレタン塗装がされていたのを矧がしての拭漆であった。さすがにウレタンの表面強度、浸透力は強く塗装をはがすのに苦労した。最後は残るウレタンは吸い込み防止の下地塗装と割り切る。依頼を受けて一年余、早くに終わっていたのだが納品のタイミングを逸して今日になった。お手持ちの家具調こたつ風の座卓の天板としてそのままお使いになる。一部木端の部分の傷を補修したがたいへん木味のよい板だ。お詫びの意味もあって口頭の見積額の八掛けの納品伝表を持って行ったが、その口頭の見積もり金額を覚えて下さっていていつでも良いと言ったのは私だからと満額を支払って頂く。最近仕事も見積もりもめっきり減っているので助かる。

拭漆欅床板


納品の日(だけ)はエビスビールと決めている。あてはさっと作った鶏レバー甘辛煮。昨日返品交換で届いたばかりの読谷山焼の器に盛る。

ヱビスビールと鶏レバー甘辛煮のあて