平面バッフルスピーカーを鳴らしています

第12回木のある暮らし展が本日より始まりました。昨日、搬入に行ってまいりました。

展示会場の平面バッフルスピーカーシステム

展示会場の平面バッフルスピーカーシステム。バッフルは、クリの無垢板ですが、よく焼けていい感じです。間のラックもクリですが随分焼け方が違います。

今回は、何年かぶりに平面バッフルスピーカーシステムを展示しました。もちろん、実際に聞いていただくことも出来ます。着けてあるスピーカーユニットは、パイオニア PAX-12A、なんと1952年発売のパイオニアの初代同軸ユニットです。中古市場はもちろん、ネットオークションでもほとんど見かけない60年以上も前のこのスピーカーの音が私は大好きで、これで古いスピーカーあさり(ジャンク!フルレンジ・スピーカーユニットの楽しみ)をやめてしまいました。もう7〜8年は、ずっとこのスピーカーで音楽を聞いています。

ナラ・テーブルとアームチェア

ナラ・テーブルとアームチェア

前に、私の作ったゆったり座ることの出来る椅子とテーブルも用意してあります。ナラの一枚板に拭漆をかけてあります。お好きなディスクを持ち込んで楽しんで下さい。在廊のスタッフには伝えておきますが、ろくたるのブログに書いてあったとおっしゃってもらえば結構です。アンプも、これもアクセスの多い300Bシングル・モノラルパワーアンプを聞いていただこうと梱包までしていたのですが、昨日の搬入のあわただしさの中で、持ち込むのを忘れていました。最終日・9日(日)の朝には持って行こうと考えています。

ひさしぶりにアームチェアを組みました

明後日、4日(火)から第12回木のある暮らし展が始まります。明日は出展者の搬入日です。

アームチェアの組み立て

アームチェアの組み立て

今回、私の仕事の中では数少ない定番であるアームチェアをウォールナット、クリでそれぞれ組み立てました。パーツの木取りはまとめてしてありますし、外注の牛革を貼った座も余分があります。それでも、南京鉋や様々な小鉋を使って削り、組んでからも切り出しや刳り小刀などで持ち出しと言われる接合部分を削りださなくてはなりません。それが終わると、私の嫌いなサンディングをひたすら行います。

切り出し小刀でアームと後脚の接合部を削りだす

切り出し小刀でアームと後脚の接合部を削りだす

どうでしょう、この椅子は10余年の間に、100脚は作ったでしょうか?店舗用にまとめて作った分もありますので50は確実に超えています。しかし、やたらと手がかかるため、この2、3年は展示会用にも作ってきませんでした。でも、あたらしい椅子の構想のためにも色々考えながら作っていきたいと思っています。

明後日からの展示にお時間の許す方は、ぜひいらして下さい。