映画『圧殺の海 ー 沖縄・辺野古』を見ました

沖縄県の翁長知事が、安倍晋三や菅義偉の粛々とという言葉に怒った意味がよく分かりました。仲井真前知事の辺野古の埋め立て承認以来、基地建設・埋め立てに反対する住民は、資材搬入のゲート前で座り込みを行い、ボーリング調査ではボートやカヌーを出して、文字通り体をはって戦っている。この映画は、その様子を住民の側、座り込みの隊列の中から、海保に追い掛け回されて排除されるカヌーの中から記録している。客観性や公正を装いながら警察や行政の側からカメラを回し、記事を書いているマスコミやメディアとは違う。

一緒に見た友人と、これはやはり沖縄に行かなくてはならないと話しました。6月の平和行進には無理かもしれないが、なんとか一度現地を訪れます。

クリとケヤキの鉋屑、差し上げます

終了しました。また貯まったら募集いたします。


今やっている仕事で生じたものです。通常は、郊外の牧場に持ち込んでいるのですが、ブログをご覧頂いている皆さんで、使ってもらえるなら差し上げます。もちろん無料ですが、送料だけ負担して下さい。いずれも含水率15%以下の乾燥材です。防腐剤、防虫剤、塗料、接着剤などは一切含まれていない無垢材の屑です。ペットの敷藁、巣材、堆肥(コンポスト)の湿度調整、家庭菜園のマルチ替わりなど、用途は色々あるかと思います。

クリの手鉋の屑

クリの手鉋の屑

ケヤキ、プレーナー屑

ケヤキ、プレーナー屑

  • クリ・手鉋屑 39✕26✕22センチのダンボールに詰めます。
  • ケヤキ・プレーナー屑 四日市市の指定のゴミ袋に詰めた上、49✕21✕13センチのダンボールに梱包
  • 申し込みは、メールに限らせてもらいます。どちらか希望されるものと、送り先を明記の上、送信して下さい。
    roktal@d6.dion.ne.jp
    迷惑メール対策のため、Gmail 、Yahoo!メールなどのウエブメールや、HTML形式のメールは原則としてフィルターではねています。読まれることはないと思って下さい。
  • 特段事情のない限り、先着順といたします。
  • 発送は、ヤマト運輸の宅配便・着払いに限らせて下さい。

イチゴをもらった

私の友人のお母様が、畑で作られたものです。もう90歳ちかいお年だそうですが、三重県との境にほど近い山間部で、普段はお一人で田畑を耕して暮らしているそうです。小柄ですが、日に焼けた肌がピンと張って動きも軽やかでお元気そうです。

大垣市上石津で1人お住まいのお母さんのイチゴ

大垣市上石津で1人お住まいのお母さんのイチゴ

頂いたイチゴは、ご覧の通り形や大きさはマチマチですが、いずれもヘタの根元まで熟して赤い。味も濃厚で、芳醇な香りも楽しめます。イチゴというのは、こんなに贅沢で美味しいものだったのだ。ちょうどスーパーの安売りで買った根元の白いイチゴもありました。まあ、これもイチゴには違いないし、これはこれで美味しく頂くています。比べるようなものではないですね。

お母さんを見ていると百姓というのは、人間のあるべき姿のひとつのように思います。毎日生きものを相手にして、季節、寒暖、日照、降水、など外の世界に対して常に五感を働かせて、経験と知恵をフルに動員して働く。しかも、それで自分の口にするものの基本は、自分で作っている。その大変さを知らずに勝手に言っているだけなんですが、街の年寄り相手に語られる生きがい趣味とか、健康認知症予防とかとは違うリアリィティを持ちながら生きていると感じます。私も、60も半ばを過ぎたら、機械を使って車でデリバリーをするような仕事はやめますが、手の感覚と自分の知力と体力に合わせた仕事を続けていきたいと思います。

地蔵峠、上谷

昨年の秋までは、立ち枯れていてもなお「山」の門番として矜持と威厳を持って存在している。そんなふうに勝手に思い入れていたトチの木が、この冬の雪には耐えられなかったか、ついに倒れていた。

RICOH GXR S10 少し暗い林地に入ると、この小さなセンサーでは平たい絵になってしまう。

RICOH GXR S10 少し暗い林地に入ると、この小さなセンサーでは平たい絵になってしまう。

異形と言うべきか。もう少し長い時間のスパンで、土に戻るまで見守り続ける強い意志を持った狛犬のようにも思える。あるいは「泣く女」のピカソがキュービズムの手法で描くと、こんな形としてくれるだろうか。

倒れたミズナラのこぶ。変わらずこちらを睨み続ける。GXR S10

倒れたミズナラのこぶ。変わらずこちらを睨み続ける。GXR S10

どうも近辺で遭難があったらしい。峠の手前まで「○○山岳会」と手書きのステッカーのたくさんの車が乗り付けられていた。下山時には、そこに通常の登山客とは違う雰囲気の団体がいて、こちらの歩いたルートを聞かれる。

海蔵川堤防の雑草の花

今度は、毎朝夕の雑種犬・タローの散歩にGXR+S10を持ちだしています。いつものエビ川の堤防です。

シロツメグサ

おなじみシロツメグサ。RICOH GXR S10

おなじみシロツメグサ。RICOH GXR S10

こちらは、おなじみのシロツメグサです。クローバーと言ったほうが分かりやすいかもしれません。この堤防に咲く雑草の花というのは、その推移が激しく、ほぼ1周間ほどで代わっていく感じです。その中で、このシロツメグサはしつこいというか、かなり花期の長い方だと思います。

コメツブグサ

コメツブグサ。GXR S10

コメツブグサ。GXR S10

これは、コメツブグサ。写真では分かりにくいのですが、本当に米粒のように小さな花です。全体として、シロツメグサを縮小コピーして、花を黄色くしたような感じです。そのシロツメグサと共存というか、隣り合って咲いていたりします。親子みたいな風情で、見ていて楽しいです。

コマツヨイグサ

コマツヨイグサ。GXR S10

コマツヨイグサ。GXR S10

コマツヨイグサ2。 GXR S10

コマツヨイグサ2。 GXR S10

こちらは、どうでしょうこの3〜4年くらい前から目にするようになりました。なかなかよく目立つ可憐な花ですが、外来種でコマツヨイグサという草のようです。ようするに宵待草の仲間です。このうち、花の色が白いものを月見草と言ったりするらしい。名前から古風な在来種を連想してしまいますが、この仲間はすべて外来種らしいです。特にこのコマツヨイグサは所によると、駆除対象にされているようです。

宵待草と言いますが、タローの夕方の散歩の時(だいたい18時頃)に咲き始めます。朝の散歩の時(5時半頃)にもまだ咲いています。宵待というのは、うまく名付けたものです。

さて、以下のものは全て外来種で、北米由来のもののようです。

ニワゼキショウ(庭石菖)

ニワゼキショウ(紫)。GXR S10

ニワゼキショウ(紫)。GXR S10

ニワゼキショウ(白)。GXR S10

ニワゼキショウ(白)。GXR S10

マツバウンラン

マツバウンラン

マツバウンラン

マツバウンラン2

マツバウンラン2

アメリカフウロ

アメリカフウロ

アメリカフウロ


少し調べてみると、本当に我々の身の回りで、普通に目にする草花は、もう外来種だらけというか、ほとんど席巻されているという感じです。それは、私たちの生活が、世界中から色々なもの、とくに農産物とか材木などの一次産品を輸入して成り立っている以上仕方がないような気もします。ただそれが、本当に必要とされてのことなのか、TPPのように世界中でお金と物を回すことで、よりお金を集めようとする魑魅魍魎に操られてのことなのかは別です。

月映(つくはえ)展に行ってきました

月映展チケット

月映展チケット

連休前に行ってきました。今から丁度100年前に出版された3人の若者の木版と詩で構成された雑誌です。その清新で美しいこと。CGもワープロもなかった時代の手彫りの版画の絵は、こんなにも生き生きとしているし、日本語のタイポグラフィは躍動感にあふれています。綴られた言葉も、その字が声を出して語りかけてくれるようです。65歳になったらパソコンやめるというのは、正しい。それにやめられるような気になりました。人生の最後の時間くらいは、こうしてタイプをして液晶に滲む文字で、言葉を使うのはやめよう。

ギャラリーショップで求めた絵葉書。どれも素敵です。

ギャラリーショップで求めた絵葉書。どれも素敵です。

あと、100年前とか、古いとか新しいとかは、関係ないのですね。若くて、貧してく、ひたむきであること。この3つが、何であれ清新で心に沁み入るような美しいものを作るための必須条件であると思いました。そうした若い人は、いつの時代でもいるし、私のようなもう若くない人間もいる。当たり前の話ですが、勘違いはしないようにしたいと思います。


月映展」は、名古屋栄の愛知県美術館で、5月31日までです。

平和憲法の破棄、戦争立法に反対します

私は、日本国憲法の第九条と前文を、とても美しい文章だと思います。そこには、戦争で亡くなったたくさんの人の無念と、生き延びた人の後悔と反省、そこから生まれた平和な世界への理想とそれを目標に進んでいこうという意志が感じられます。憲法の改正を主張するなら、それに代わる理想を、同じように美しい説得力のある言葉で語ってください。安倍晋三や、菅義偉、それに憲法の改正を主張する橋下徹や石原元都知事やという人たちの言葉は、みな聞くに耐えないように汚い。自主憲法とか、改正とかいうなら、戦争や軍隊で何かを守るというなら、その守るべき何かとその理想をきちんと聞かせて下さい。

65歳までに、すること、しなければならない事がありました。私たちがそうであったように、徴兵や空襲や核兵器に怯えることなく、若い人たちが生きていける日本や世界を残すことです。もう少し頑張らねばと思います。

今から、10年前に自分のウエブサイトで、古い憲法の副読本あたらしい憲法のはなしを、ルビつきのオンラインドキュメントとしてアップしました。そのドキュメントと、アップにあたって書いた文章(「あたらしい憲法にはなし」のオンラインドキュメント)と注釈(「あたらしい憲法のはなし」について)とともに、URLを貼っておきます。是非一読ください。

あたらしい憲法のはなし 文部省 1947年


日本国憲法

前文

2

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

3

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

4

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】

1

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

今年も咲いた工房裏の雑草の花 2

ヒメウズ。このように下を向いて咲いている。 RICOH GXR S10

ヒメウズ。このように下を向いて咲いている。
RICOH GXR S10

これはヒメウズ(だと思う)。この花も、何年も抜いても抜いても咲いてくれます。小さな花で、しかも下を向いて咲いているため目立ちません。風にそよいだ 時など、その姿を垣間見れますが、しっとりとした風情の可憐な花です。ネットで見ると、撮影のために上を向かせた云々という画像もありました。うつむき加減に歩いている女性を、きれいな人だと言って、顎に手をあてて無理矢理上を向かせるような野蛮な所業に思われていやです。

同じくヒメウズ。 RICOH GXR S10

同じくヒメウズ。
RICOH GXR S10


オニタビラコ GXR S10

オニタビラコ
GXR S10

こちらは、オニタビラコ(鬼田平子)。昨年か一昨年あたりから見かけるようになった。それにしても、かたやヒメで、こなたオニというのは、いかにも不公平だと思う。

さて、いまさらこんな花など撮り出したのは、あたらしいレンズを買ったからです。正確にはRICOHのGXRのS10というカメラユニットになるのですが、2009年に最初に発売されたこのシリーズの最初のユニットになります。徒花に終わったGXRシリーズの在庫整理か、投げ売り状態で8,000円ほどだったので、買ってしまいました。前に書いた不要不急な嗜好品の類のひとつです。A16というユニットと画角はダブるのですが、こちらははるかに小型で(それこそGXRの真骨頂だったはず)、かなり寄って撮れるので、マクロ的な使い方が出来ます。と、物欲を合理化する屁理屈はいくらでも捏造可能なのです。