朝の5時に起こされる

当たり前のことだが、犬には週末だの平日だの、そのほか諸々の人間の都合など関係ないので、今朝も5時前に起こされる。で、散歩とトイレタイム、朝飯を済ませると、自分は雨上がりの風の抜ける午前の穏やかな陽を浴びて眠り呆けていやがる。

PEN E-P5 / M.ZUIKO 45mm 1:1.8

墓参り

11月2日は、父親の命日で墓参りに行く。昨年、7回忌の法要を母親の3回忌と兼ねて行ったから、もう亡くなってから7年になる。この日は雑種高齢犬・タローも連れて行く。今年15歳になったタローは、もともと父親がどこかでもらってきて、手のひらに乗るような仔犬だったころから7年飼っていたことになる。父親が入退院を繰り返し、母親がボケだした間は、散歩もままならず今思うとストレスがたまり、自分の小屋を噛んで壊したり暴れたりしていた。父親が亡くなり、母親を介護施設に入所させた後は、私が飼うことになった。

元々の飼い主の墓の前で神妙にしているように見えないわけでもない?

元々の飼い主の墓の前で神妙にしているように見えないわけでもない?墓を洗う間もじっとしていた。

墓の前では、どこか神妙にしているようにも見えるが、それは飼い主の醸し出す雰囲気を察してのことだろう。犬というのは、わけが分からなくても周りの人間とくに飼い主の様子を観察して対応しているように思う。少し前のはやり言葉でいう空気を読むという事だ。それを、この犬は賢いとか犬なりに分かっているとか言うのは、おおいなる勘違いだ。そうして買いかぶるのも飼い犬への愛情を深める要素にはなるかもしれないが、他人には吹聴しないほうが良いと自戒をこめて思うことにしている。


墓地の入り口にある戦没者慰霊碑

墓地の入り口にある戦没者慰霊碑

この墓地は、父親の実家の四日市市内の少し郊外の元々は農村だった地域にある。子どもの頃はまだ焼き場が併設されていて、そこで火葬される葬列を見たような記憶があるが、確かではない。そのくらいに田舎なのだが、この小さな村でも太平洋戦争で32人もの人が亡くなっている。墓地にはその人たちの名前を記した慰霊碑がある。その中の一人にフィリピンで戦死した私の伯父(父親の兄)の名がある。さらに碑の裏には復員者の名前が刻まれているが、その中にはやはり二人の伯父の名前もある。母親は、戦中に静岡からここに疎開(祖父の出身地でもあった)してきて、戦後父親と知り合って結婚したらしい。疎開先に対する恨みつらみが余程たまっていたのか、ボケだしてからこの地域の悪口とも愚痴ともつかぬひとり語りを延々と繰り返していたことがあった。そんな母親も、この碑が出来てからは墓参りに行くたびに、この前で深々と一礼をしていたらしい。それは習うことにしている。

高齢雑種犬を病院へ連れて行く

いったん治まりかけた高齢雑種犬・タローの自分の体に対する噛みむしりが再発して獣医に連れて行く。簡単な診断と注射をしてもらって2,500円。夏に罹った湿疹の再発だろうとのこと。こちらもかなり高齢の獣医さんが一人でやっているこじんまりした病院だ。駐車場も、人間の病院かと思わせるような医療機器も先端設備も何もない。犬の病院なんてこれくらいで丁度いいと思う。

古くからあるこの辺りの犬猫のかかりつけ医院のようなところ。

古くからあるこの辺りの犬猫のかかりつけ医院のようなところ。

この犬は病院をいやがらない。もう夏からここで注射されるのは5回目だから、いいかげん覚えて嫌がるかと思うのだが、尻尾を振って入っていく。こういう病院と獣医さんだからかとも思うが、中には暴れて吠えて注射も出来ない犬もいるとのこと。それと、夏前頃は目やにがひどくて、私のアレルギー対策用のごく弱い目薬をさしたが、これも嫌がらない。おかげかほどなく良くなった。こちらが良かれと思ってすることを、こいつなりに理解しようとしているのか、単なるアホなのかよくわからない。

目薬をさすのはプロ、ただし人間相手のだが。

目薬をさすのはプロ、ただし人間相手のだが。

高齢雑種犬が、なんとか冬を乗り切った

我が家の高齢雑種犬・タローは、この冬は色々あって、もうダメかと覚悟した事もあったが、なんとか乗り切った。この5月で、15才になる。今は、普通に元気だが、耳はすっかり遠くなったし、足腰も弱った。長距離の散歩が無理になったので、その分、日によっては、4回連れ出したりしている。

ベタな絵だが、よく似合う

ベタな絵だが、よく似合う

もちろん当事者はなんの感心も示さない。

もちろんイヌフグリという名前にも、当事者はなんの関心もないわけだ。


昨年の秋には、いつもの昼寝用の寝床を、見たこともない仔猫(捨て猫か?)に取られてウロウロしていた。この猫、タローの足もとにじゃれついて離れない。仕方ないのでウチで飼おうと思ったが、後日談があって他所に貰われていった。

子猫に寝床を盗られる。

昼、家に戻ったら仔猫に寝床を占拠されて、自分は冷たいコンクリートの上で寝ていた・・・。携帯で撮影。

この猫、どこから迷い込んだか(捨てられたか)

この猫、どこから迷い込んだか(捨てられたか)。かなり弱っていて、タローを親と思ったか?

頑張れない

雑種高齢犬・タローの散歩は、伊勢湾に向かってほぼ真っすぐ東に向かう川の堤防沿いが主なコースになります。往路はその堤防沿いを海に向かって、したがって東に向いて歩きます。今頃の朝の5時というとまだ暗く東の空には金星が輝いています。昔、通った中学校の辺りに架かる橋のたもとで折り返し、今度は西に向かって歩くと満月が迎えてくれます。皆さんが夜半に東の空に愛でる金色に輝く月ではなく、この明け方の月は白く控えめに、でも白みかけた空を、さらに西から明るく照らしてくれています。夜ふかしせず、早起きな人間や生き物たちを金星や明けの月が別の顔で迎えてくれます。

プリンターのおまけのスキャナーで取り込んでいます。もとの写真の雰囲気が伝わっていないのが残念です。

プリンターのおまけのスキャナーで取り込んでいます。もとの写真の雰囲気が伝わっていないのが残念です。

画像は、酷暑と言われた8月の初めに東京から来て仕事を手伝ってくれたユーガー君の撮影したものです。すっかり懐いたタローの散歩までお願いしていました。ハッセルブラッドの大判(6×6)2眼レフで撮ったもののようですが、明け方のまだ暗い中で、よく鈍重な大判カメラで犬を写したものだと感心します。


色々な事情と仕事の都合から、盆明けから世間で言うシルバーウィークの終わりまで、ほとんど休みなく働いておりました。やはり色々体にガタが出ています。もう無理がきかない体になっているのは分かっていますので、残業などはしないようにしています。それで8時から5時というルーティーンを守っていても、週に一度は休日を取らねば一ヶ月はもたない。無理がきかないというより、頑張れない体になっているのだと得心しました。

さて、遅ればせながら夏休み兼シルバーウィークとやらの代替を取って、明日から暫く沖縄に行ってきます。辺野古の海を見てきます。