AVボード

年末に見に来てもらったAVボードを東京に送る。間口1800ミリもあるものだが、ヤマト運輸で安く運送してくれる。もちろん相応にきちんと梱包せねばならいが、荷物の扱いではヤマト運輸が一番丁寧で確実だと思う。この10余年、送り主としても受取人としても一度のトラブルもない。

AV_boad

マルコポーロ

所用で名古屋に出た帰りに駅前の松坂屋で紅茶を買う。この辺りではここしか置いていない。分不相応な高価なお茶だが、タバコもコーヒーもやめたしこれで二ヶ月くらいは愉しめるので良いだろうと納得させている。

マルコポーロ(紅茶)

DMC-L1

中古で買ったデジカメ・パナソニックのDMC-L1の部品をネットで注文していた。このカメラはパナソニックの最初のレンズ交換式・プレミアム一眼なのだが、肩の力が入り過ぎて新旧のいろいろな要素が未消化で詰め込まれているという印象。商業的にも大失敗だったようで当初の販売価格に比して中古価格も安い。

マグニファイヤーアイカップ・VYC0973、パナセンスから購入。

¥1,470+送料・¥630で、¥2,100(内消費税 ¥100)。

後継機種であるDMC-L10用のオプション部品だが、L1にも問題なくついた。ファインダーが多少見えやすくなる(倍率・1.2)。ニコンのDK-21M改造(倍率・1.17)よりも、少しだけ像が大きくなったようにも思うが差は少ない。ただし、ただでさえ飛び出して不格好なファインダー接眼部がさらに不細工になる。せっかく買ったのだから、しばらく使うことにする。

HAKUBA液晶保護フィルム DMC-L1専用も届く。こちらは、¥500と送料・¥80、振り込み手数料・¥110で合計・¥690。

もともとこの中古のL1にも保護フィルムが張ってあったのだが、汎用品を使っているのか若干本体の液晶に対して小さかった。実用上問題はないのだろうが、気になり出すと不細工に見えてくる。L1は見るからにオヤジカメラなので、どうせならちゃんとしておきたい。これはネットオークションで購入。パソコンの古いパーツとか、こうした製造中止・型落の製品のそれも社外品のオプションパーツなどを探すのはやはり便利だ。

DMC-L1

Der tote Knabe(死んだ少年)

Brilliant ClassicレーベルのBrahms Choral Works、8枚組のボックスセット。2007年の1月に購入。税込みで2,669円だった。その中の1曲。

Es pochet ein Knabe leise
an Feinsliebchens Fensterlein;
Feinslieb sag, bist du darinnen?
Steh auf und laß mich ein!

Ich kann mit dir wohl sprechen
Doch dich einlassen nicht;
Ich bin mit Jemand versprochen,
Eine Zweiten mag ich micht!

Mit dem so du versprochen,
Feinsliebchen, der bin ich;
Reich mir dein Händelein weiße,
Vielleicht erkennst du mich.

Du riechest gar nach Erde,
Sag, Liebster, bist du tot?
Soll ich nach Erde nicht riechen,
Da ich in dem Grab geruht?

Weck Vater auf und Mutter,
Weck deine Freund all auf.
Grün Kränzelein sollst du tragen
Mit mir in den Himmel hinauf.


若者は、彼女の部屋の窓を小さく叩く。
中にいるの?
起きてきて、
中に入れてくださいな。

君にいっぱいお話があるのに、
中に入れてくれない。
私は、誰に対してでも言うことが出来るさ
君以外の人を絶対に好きになったりしない。

以下、訳すのにつかれました。でも怖い歌です。これももとはドイツの民謡か?

LPレコードの復活

昨晩の同窓会のせいか 少しセンチな気分になって今朝は森田童子のLPなどかけてみた。もちろん、私はリバイバルで森田童子を聞いた世代ではなく、このLPも30年以上も前のものだ。悪い環境と機械で聴き続けたせいで音が割れノイズもひどく、もうかけることもないだろうと思っていたが、雑巾がけクリーニングで復活した。昔、評論家の江川三郎さんか誰かが提唱していたもので、方法は簡単。良く絞った濡れタオルでLPの表面を音溝に沿ってゴシゴシ力一杯拭くだけです。力一杯というのがミソです。ほかのノウハウなどいっさいありません。軸受けと台のしっかりしたターンテーブルなら、その上でやるのが楽です。LPを今でもお持ちで、再生環境の残っている人は、騙されたと思って一度やってみてください。スクラッチノイズはもちろん少々の音飛びもなくなります。濁っていたような音は、鮮明に蘇ります。要するに、音溝がすり減り傷付いたと思い込んでいたものが、実は溝に大小のごみやらカビやらが付着していたに過ぎないのです。それは、ベルベットのような柔らかいもので撫でるだけでは取れないのです。

DENON DP6000

これをやって高校時代に買ったLPなども復活して、その再生環境も含めて処分するのをやめた。身の回りのものを減らすという50歳を過ぎたときに立てた方針に反するとも思うが、新たに増やすわけではないのでと、これも自分に言い訳している。実際にもうLPレコードなど買うこともないし、森田童子も一度聞いたらごちそうさまという感じだ。しばらくは、聞くこともあるまい。別に懐メロばかり聞いていたいとは思わないし、若い頃の思い出や感慨にばかり耽っていたいともまだ思わない。もっと知らない新しい歌をたくさん聞きたい。

同窓会

昨日、高校のサッカー部の同期で集まって飲んだ。集まったのは5人。きっかけはめでたい事ではなく、同期の一人が実は一昨年の暮れに膵臓癌で亡くなっていた。それを賀状のやりとりをしていたK君が今年になって知り、ほかの同期に連絡してくれていた。ずいぶん時間はたってしまっていたが、お悔やみも兼ねて集まって彼の思い出話でもしようという事になったのだ。

卒業時にはサッカー部の同期は8人いたそうだが、この日は5人が集まった。うち何人かとは卒業後も会ってはいたが、お互いあまり記憶がない。皆、若い頃は忙しかったのだ。良く言われる事だが、何十年ぶりに会ってもすぐに昔の愛称で呼びあえるのはありがたい。

ジーメンス・コアキシャル平面バッフルシステム

ジーメンス平面バッフルスピーカーシステム

つくば市のKさんの依頼によるもの。この貴重なドイツ・ジーメンス社の古い同軸ユニットを、もう3年も預からせてもらっていた。念願の新居が完成したそうで、嫁入り間近。サブバッフルを交換することで、三菱のP-610を取りつける事もできる。まどりさんの展示会で吹田の浜屋敷の蔵を改装したギャラリー兼ホールで鳴らさせてもらった。

駆動するアンプは、7C5シングル。1957年ザルツブルグでのフィッシャー=ディースカウのライブ録音を再生する。月並みな言い方だが、50余年前のその会場に居合わせ、そこでディースカウが歌っていると思わせるような臨場感がある。当時の録音を、当時のユニット、当時の真空管で、一番簡単な平たい無垢板につけたシステムで鳴らす。オーディオなんて、録音も含めて基本的な部分では半世紀の間少しも進歩していないと改めて思った。