地蔵峠、上谷

昨年の秋までは、立ち枯れていてもなお「山」の門番として矜持と威厳を持って存在している。そんなふうに勝手に思い入れていたトチの木が、この冬の雪には耐えられなかったか、ついに倒れていた。

RICOH GXR S10 少し暗い林地に入ると、この小さなセンサーでは平たい絵になってしまう。

RICOH GXR S10 少し暗い林地に入ると、この小さなセンサーでは平たい絵になってしまう。

異形と言うべきか。もう少し長い時間のスパンで、土に戻るまで見守り続ける強い意志を持った狛犬のようにも思える。あるいは「泣く女」のピカソがキュービズムの手法で描くと、こんな形としてくれるだろうか。

倒れたミズナラのこぶ。変わらずこちらを睨み続ける。GXR S10

倒れたミズナラのこぶ。変わらずこちらを睨み続ける。GXR S10

どうも近辺で遭難があったらしい。峠の手前まで「○○山岳会」と手書きのステッカーのたくさんの車が乗り付けられていた。下山時には、そこに通常の登山客とは違う雰囲気の団体がいて、こちらの歩いたルートを聞かれる。

海蔵川堤防の雑草の花

今度は、毎朝夕の雑種犬・タローの散歩にGXR+S10を持ちだしています。いつものエビ川の堤防です。

シロツメグサ

おなじみシロツメグサ。RICOH GXR S10

おなじみシロツメグサ。RICOH GXR S10

こちらは、おなじみのシロツメグサです。クローバーと言ったほうが分かりやすいかもしれません。この堤防に咲く雑草の花というのは、その推移が激しく、ほぼ1周間ほどで代わっていく感じです。その中で、このシロツメグサはしつこいというか、かなり花期の長い方だと思います。

コメツブグサ

コメツブグサ。GXR S10

コメツブグサ。GXR S10

これは、コメツブグサ。写真では分かりにくいのですが、本当に米粒のように小さな花です。全体として、シロツメグサを縮小コピーして、花を黄色くしたような感じです。そのシロツメグサと共存というか、隣り合って咲いていたりします。親子みたいな風情で、見ていて楽しいです。

コマツヨイグサ

コマツヨイグサ。GXR S10

コマツヨイグサ。GXR S10

コマツヨイグサ2。 GXR S10

コマツヨイグサ2。 GXR S10

こちらは、どうでしょうこの3〜4年くらい前から目にするようになりました。なかなかよく目立つ可憐な花ですが、外来種でコマツヨイグサという草のようです。ようするに宵待草の仲間です。このうち、花の色が白いものを月見草と言ったりするらしい。名前から古風な在来種を連想してしまいますが、この仲間はすべて外来種らしいです。特にこのコマツヨイグサは所によると、駆除対象にされているようです。

宵待草と言いますが、タローの夕方の散歩の時(だいたい18時頃)に咲き始めます。朝の散歩の時(5時半頃)にもまだ咲いています。宵待というのは、うまく名付けたものです。

さて、以下のものは全て外来種で、北米由来のもののようです。

ニワゼキショウ(庭石菖)

ニワゼキショウ(紫)。GXR S10

ニワゼキショウ(紫)。GXR S10

ニワゼキショウ(白)。GXR S10

ニワゼキショウ(白)。GXR S10

マツバウンラン

マツバウンラン

マツバウンラン

マツバウンラン2

マツバウンラン2

アメリカフウロ

アメリカフウロ

アメリカフウロ


少し調べてみると、本当に我々の身の回りで、普通に目にする草花は、もう外来種だらけというか、ほとんど席巻されているという感じです。それは、私たちの生活が、世界中から色々なもの、とくに農産物とか材木などの一次産品を輸入して成り立っている以上仕方がないような気もします。ただそれが、本当に必要とされてのことなのか、TPPのように世界中でお金と物を回すことで、よりお金を集めようとする魑魅魍魎に操られてのことなのかは別です。

今年も咲いた工房裏の雑草の花 2

ヒメウズ。このように下を向いて咲いている。 RICOH GXR S10

ヒメウズ。このように下を向いて咲いている。
RICOH GXR S10

これはヒメウズ(だと思う)。この花も、何年も抜いても抜いても咲いてくれます。小さな花で、しかも下を向いて咲いているため目立ちません。風にそよいだ 時など、その姿を垣間見れますが、しっとりとした風情の可憐な花です。ネットで見ると、撮影のために上を向かせた云々という画像もありました。うつむき加減に歩いている女性を、きれいな人だと言って、顎に手をあてて無理矢理上を向かせるような野蛮な所業に思われていやです。

同じくヒメウズ。 RICOH GXR S10

同じくヒメウズ。
RICOH GXR S10


オニタビラコ GXR S10

オニタビラコ
GXR S10

こちらは、オニタビラコ(鬼田平子)。昨年か一昨年あたりから見かけるようになった。それにしても、かたやヒメで、こなたオニというのは、いかにも不公平だと思う。

さて、いまさらこんな花など撮り出したのは、あたらしいレンズを買ったからです。正確にはRICOHのGXRのS10というカメラユニットになるのですが、2009年に最初に発売されたこのシリーズの最初のユニットになります。徒花に終わったGXRシリーズの在庫整理か、投げ売り状態で8,000円ほどだったので、買ってしまいました。前に書いた不要不急な嗜好品の類のひとつです。A16というユニットと画角はダブるのですが、こちらははるかに小型で(それこそGXRの真骨頂だったはず)、かなり寄って撮れるので、マクロ的な使い方が出来ます。と、物欲を合理化する屁理屈はいくらでも捏造可能なのです。

今年も咲いた工房裏の雑草の花

名前で損をしている花は、あるなと思う。これもその一つ。よく似ている園芸品種のワスレナグサよりも小さく、色も花の付き方も控えめで、気をつけていないと見落としてしまう。それこそ、ワスレナグサの名前がふさわしいと思うのに、キュウリグサという変な名前をつけられてしまった。たしかに抜くと青臭い匂いはするけれど、キュウリ臭いとは思わない。

キュウリグサ。GXR S10

キュウリグサ。GXR S10

GXR S10 これも今年になって買った。

GXR S10 これも今年になって買った。

もうひとつ、これも工房の裏のおなじみのカタバミ。これも抜いても抜いても、毎年律儀に咲いてくれる。

カタバミ

カタバミ